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最終更新日:2019/12/11
「三陸海域をフィールドとする研究成果報告会」を開催しました。
当財団及び岩手大学三陸水産研究センター、いわて海洋研究コンソーシアムが主催する
「三陸海域をフィールドとする研究成果報告会」を11月18日に大船渡市で開催しました。
この報告会は、研究成果を三陸沿岸地域に還元し、水産業等の復興に資するとともに、
研究機関と地域住民の交流促進・機会提供・拠点形成の機運醸成を図ることを
目的として開催しています。
当財団が実施する助成事業「調査研究事業」にて、平成30年度に採択された事業は
海洋研究をはじめ、社会福祉や作物の栽培研究まで幅広い分野にわたりますが
当日は、基調講演とあわせ以下の6つの研究事業について成果発表が行われました。
■長期間の避難生活を余儀無くされている仮設住宅における見守りシステムの構築
(公立大学法人岩手県立大学 社会福祉学部 教授 小川晃子)
■三陸の貝類養殖に大きな被害をもたらす外来種ヨーロッパザラボヤの生態学的研究
(国立大学法人岩手大学 農学部 教授 後藤友明)
■三陸地域の気象特性を活かすいちご2年栽培作型の現地普及に向けた研究
(岩手県農業研究センター 園芸技術研究部 南部園芸研究室 室長 漆原昌二)
■閉鎖循環飼育によるエゾアワビの親貝養成技術の確立
(国立研究開発法人水産研究・教育機構 東北区水産研究所 研究員 松本有記雄)
■無気泡酸素溶解水を用いた高効率な魚類飼育システムの開発
(国立大学法人岩手大学 農学部 教授 平井俊朗)
■緑色LED 光を照射して育てたホシガレイの品質評価
(学校法人北里研究所 北里大学海洋生命科学部 教授 高橋明義)
三陸地域が抱える課題に対し、日々調査や研究活動を進める担当者の声を聴く
貴重な機会となり、70名を超える参加者が真剣に耳を傾けていました。
会場まで足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。
詳しい説明や資料などが必要な方は、事務局(019-629-5212)までお気軽にご連絡ください。